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この地上のすべての魂へ—あなたは誰ですか?

Lightning bolt striking The Shard amid dark storm clouds over London skyline at night

― 雷水解から雷地豫へ ―

梅花心易が示した“背後勢力”と、文明転換期の正体

ここ数年、世界ではある種の“物語”が急速に拡散している。

それが、

「ドナルド・トランプ vs ディープステート」

という構図である。

トランプは世界を裏から支配する巨大勢力と戦っている。

軍や情報機関の一部が彼を支援している。

金融支配層との最終戦争が始まっている。

世界浄化が進んでいる――。

SNSを見れば、
こうした情報は洪水のように流れてくる。

そして今や、
この構図を単なる政治としてではなく、

「光 vs 闇」

という“終末論的戦い”として捉える人すら少なくない。

だが私は以前から、
一つの違和感を持っていた。


■本当に、トランプ“個人”なのか?

確かにトランプという人物は異質だ。

既存政治家とは明らかに違う。

言動、
振る舞い、
メディアとの対立、
国家主義的スタンス、
支持層の熱狂。

どれを見ても、
通常の政治家とは空気が違う。

しかし一方で、
冷静に考えれば分かる。

「超大国アメリカを、一人の老人だけで動かせるのか?」

という問題である。

軍、
情報機関、
金融、
巨大企業、
外交、
安全保障。

それら全てを、
本当に“個人”だけで掌握できるのか。

むしろ自然なのは、

「トランプを神輿として担いでいる巨大流れがある」

と考えることではないか。

そこで今回、
旧暦伝統的梅花心易で、
この問題を立卦してみた。


■今回の立卦

2026年5月12日 01:43

より得られた卦は、

  • 本卦:雷水解(らいすいかい)
  • 互卦:水火既済(すいかきせい)
  • 之卦:雷地豫(らいちよ)

という、
極めて象徴的な並びだった。

そして結論から言えば、

「トランプ単独説」

は、
卦としてかなり弱い。


■雷水解 ― “閉塞を破壊する雷”

まず本卦の「解」。

これは、

“凍結したものを解放する”

卦である。

つまりトランプとは、

絶対王者というより、

「停滞を破壊する雷」

に近い。

長年蓄積してきた、

  • グローバリズム疲弊
  • 移民問題
  • 格差拡大
  • 金融資本支配
  • ポリコレ疲労
  • 国家アイデンティティ喪失

そうした“詰まり”に対し、

雷が落ちるように現れた存在。

それが、
トランプという象徴なのだろう。

つまり彼は、

「世界を単独で動かす王」

というより、

「巨大時代エネルギーの放電装置」

として機能している可能性が高い。


■水火既済 ― “すでに完成していたシステム”

今回もっとも不気味だったのが、
互卦の「既済」である。

既済とは、

「すでに完成している」

卦。

これは非常に重要だ。

つまり今回の卦は、

「裏側では以前から何かが準備されていた」

可能性を示唆している。

それは、

  • 情報ネットワーク
  • 実務部隊
  • 非主流派エリート
  • 一部軍事ライン
  • 国家主義勢力
  • 対グローバリズム派

なのかもしれない。

少なくとも卦としては、

「偶然、一人のカリスマが突然現れた」

というより、

「以前から存在していた潮流が、トランプを触媒に表面化した」

と読むほうが自然である。


■だが、“完全な光側”という卦でもない

ここが重要だ。

多くの人は、
世界を、

  • 光 vs 闇
  • 善 vs 悪
  • 神 vs 悪魔

で見たがる。

だが梅花心易の卦は、
そこまで単純ではない。

今回の既済は、

「完成された秩序」

でもある。

つまりこれは、

“既存支配構造を完全破壊する”

というより、

「別系統の秩序へ置換する」

象意が強い。

つまりもし、
トランプ側に巨大バックが存在するとしても、

それは、

「純白の光の軍勢」

というより、

「旧秩序と競合する、新しい権力構造」

である可能性が高い。

これは極めて重要な違いである。


■雷地豫 ― “熱狂する民衆”

そして最終的に現れたのが、
雷地豫。

豫は、

  • 喜び
  • 熱狂
  • 高揚
  • 大衆動員

を意味する。

つまり今後、
この現象はさらに、

“巨大な集合心理運動”

として加速していく可能性が高い。

ここで怖いのは、

豫は、

  • 希望
    にもなれば、
  • 集団陶酔
    にもなる点だ。

歴史上、
人々は常に、

「世界を変えてくれる英雄」

を求めてきた。

しかしその熱狂は時に、
冷静な視点を失わせる。


■「光 vs 闇」の正体

個人的に、
今回の卦で最も感じたのは、

これは単純な善悪戦争ではなく、

「文明の停滞を解消しようとする巨大反転運動」

なのではないか、
ということだ。

自然界でも、
停滞すれば雷雨が来る。

しかし雷は、
同時に破壊も伴う。

つまり、

  • 旧秩序にも問題がある
  • だが新秩序もまた巨大権力化する

可能性がある。

今回の卦は、
その複雑さを非常に強く示していた。


■総合結論

今回の梅花心易では、

「トランプ単独説」

はかなり弱い。

むしろ、

  • 長期的国家主義潮流
  • 反グローバリズム勢力
  • 一部軍・情報ライン
  • 非主流派権力構造
  • 新たな秩序形成勢力

など、

複数の巨大力学が背後に存在している可能性が、
卦として強く出ている。

しかし同時に、

それは単純な、

「完全なる光の軍勢」

というより、

「旧秩序と競合する、新たな巨大システム」

に近い。

そして今、
世界中の人々は、

その“物語”に熱狂し始めている。

雷地豫とは、
まさにその象徴である。

つまりこれはもはや、
単なる選挙でも政治でもない。

“文明転換期における巨大な象徴戦争”

なのかもしれない。

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